「アジアを知る講座」
〜アフガニスタンといっしょに学ぶ〜

 


※入場無料 定員450名

日時:9月23日(金・祝日)13時30分〜17時30分
対談:羽賀友信(長岡市国際交流センター長)
   虎山ニルファ(通訳)
上映作品:「午後の五時」「ハナのアフガンノート」
主催:市民映画館をつくる会
   財団法人新潟県国際交流協会
共催:長岡市/長岡市教育委員会/長岡市国際交流協会
羽賀友信(はがとものぶ)
 長岡市国際交流センター長
 1980年、カンボジア難民援助医療プロジェクトの医療調整員としてタイに赴任。その後、子どもの自立をめざす「自然塾」を主催。2001年から長岡市国際交流センター長として、市と周辺の国際交流・国際協力事業の振興や指導などを行う。市教育委員、新潟県NGOネットワーク理事長なども務める。2003年11月から、JICA東京の国際協力サポーター第1号として活動中。
虎山ニルファ(とらやまニルファ)
 1974年12月7日、アフガニスタンの首都カプールで生まれる。
 父は官僚、母は教師という恵まれた家庭に生まれるが、両親の離婚、クーデターの勃発により日本で研修中の父が帰国できなくなる不幸に見舞われる。1990年、15歳でメッカ大巡礼の名目でアフガニスタンを脱出、サウジアラビアで父と再会。同年7月に来日。読み書きもできない状態から、大学卒業、オーストラリア留学を果たし、ダリ語、ペルシャ語、ウズベク語、英語、日本語の五カ国語を使いこなす。
 現在は国際機関や政府機関で通訳として活躍する他、博士号を収得を目指し日々努力している。父親が日本に帰化したため、その子供として帰化しニルファ・コヒィから虎山ニルファに改名。著作に「アフガニスタンの少女、日本に生きる」。

 

午後の五時  2003年 イラン=フランス

カラー/105分/ペルシャ語
英題 “AT FIVE IN THE AFTERNOON”
監督・脚本:サミラ・マフマルバフ
脚本:モフセン・マフマルバフ
出演:アゲレ・レザイ/アブドルガニ・ヨセフラジー
配給:東京テアトル

 女性の就学や就労を禁止したタリバン政権が崩壊。「大統領になって戦争をなくしたい」という夢を持ち、内緒で学校に通う女性ノクレは詩人の青年の励ましを受けながらも、なお過酷な現実が立ち塞がる。
 イランの巨匠モフセン・マフマルバフの娘サミラと、同じ22歳のアフガン女性アゲレとの出会いから誕生した傑作。アフガンに生きる女性の自由への憧れと哀しみを詩的に描きカンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞。

 

ハナのアフガンノート  2003年 イラン

カラー/73分/ペルシャ語
英題 “JOY OF MADNESS”
監督・撮影:ハナ・マフマルバフ
配給:東京テアトル

 「午後の五時」の出演者探しのためマフマルバフ一家はアフガニスタンの首都カプールにやって来た。曲者揃いアフガンの人々に振り回されながらも、映画に取り憑かれた一家は果敢に立ち向かう。
 姉のサミラ監督作「午後の五時」のメイキングのためカメラを回したものの、戦後の混乱の中に暮らす人々の人間的な魅力に心を奪われ1本のドキュメンタリー映画となった、撮影当時13歳のハナの初監督作。