ごあいさつ


 

新潟アジア文化祭実行委員会会長
新潟県知事

平山 征夫

 アジア文化を通して新潟の文化を見つめ直すことを目的とした新潟アジア文化祭も四回日を迎え、今夏の「新潟アジア文化祭2000」では、「行き交うアジア 響きあうアジア そして二十一世紀へ」をテーマとし、かつてシルクロードがアジア各地の文化をつなぎながら新しい文化を作り上げてきたことに思いをはせ、この新潟の地から新たな交流の創造を日指したいと考えております。
  参加協賛事業に加わっていただいた「第5回長岡アジア映画祭」は、日ごろ観る機会の少ないアジアの国々の映画を紹介し、文化理解と市民レベルの国際交流を日的としておられますが、このような取組が、アジア文化へのより深い理解を可能にするとともに、新しい文化の創造につながっていくものと期待しております。この映画祭を機に、多くの方々がアジアについて語り合い、感動を共有し、アジアに対する理解を深めていただければ幸いです。
 
 

長岡市長

森 民夫

 第5回長岡アジア映画祭の開催、おめでとうございます。市民が気軽にアジアの文化にふれることのできるイベントとして、すっかり定着した感があります。
 わたしたちはアジアに住んでいながら、ふだんあまり「アジア」を意識していないように思えます。物理的な距離は近いのに、こころの距離がまだまだ遠いように思われます。しかしアジアには、常に何かが生み出されようとしている、いい意味での未完成のパワーを感じるのです。そのひとつの結果 が、長岡アジア映画祭で上映される(されてきた)アジア映画の数々であることは疑いありません。鑑賞の機会を提供してくださった、市民映画館をつくる会のみなさんの御尽力に、敬意を表します。
  「映画のような恋がしたい」「映画のように毎日が楽しい」等々、さまざまなフレーズに例えられるように、映画は人生を楽しむには大切な要素の一つです。また映画は、その国の文化にふれることのできる、非常に有効な手段です。どうかみなさん、自分の方から一歩近づいてみてください。アジアのこころにふれたとき、新たな世界が広がるはずです。