ごあいさつ


 

新潟アジア文化祭実行委員会会長
新潟県知事

平山 征夫

 「第7回長岡アジア映画祭」の開催を心よりお喜び申し上げます。
 市民映画館をつくる会の皆様の御努力により開催されるこの映画祭も7回目を迎え、その間、日ごろみる機会の少ないアジアの国々の素晴らしい映画を数多く紹介し、多くの方々の支持を得ておりますことを誠に喜ばしく思っております。また、このような催しに市民レベルで取り組んでおられますことに深く敬意を表します。
 本年は、アジアで最初の2002FIFAワールドカップが日韓共催で開催され、さらには日本の開幕戦が新潟で開催されるなど、当県にとってアジアを始めとする国々との新たな交流の幕開けの年であると考えております。
 この映画祭は、「新潟アジア文化祭2002」の参加協賛事業の一つとして開催されるわけですが、これを機会にアジアの国々の文化への理解が一層深まり、国際交流が進むとともに、県民の新しい文化の創造につながっていくものと期待しております。
 終わりに、長岡アジア映画祭の成功を祈念しますとともに、多くの県民がアジアについて語り合い、感動を共有し、アジアに対する理解を深めていただきたいと思います。
 
 

長岡市長

森 民夫

 文化と一口に申しましても、様々な文化があります。例えば、食文化。近年、キムチがあたりまえのように食卓に上ったり、飲食店に行ってもタイ料理のメニューがあったり、とアジアの文化は身近なものとなりつつあります。
 ここ長岡で、市民映画館をつくる会の皆様が普及に力を入れておられるのが、アジアの映像文化です。目に触れる機会があまりないせいか、一般的にアジア映画の知名度は高いとはいえませんが、良質な作品が多いということで知られています。
 地域には、それぞれ独自の文化や歴史があります。とりわけ映画には、それらが色濃く反映されているものが少なくありません。私たちがふだん身を置いているこの文化とは異なる文化と出会える絶好の機会がやってまいりました。
 まずは興味を持ってください。そこからもう文化の交流は始まっています。