――――― 企画&ゲストの紹介 ―――――

 

俳優・ミュージシャン
1957年11月30日 東京都吉祥寺生まれ
 大学中退後、漫画家、ライター、イラストレーター、等の仕事をしながら、マイナー、アングラ、インディペンデントシーンの中で過し20代の頃、演劇活動として「発見の会」を皮切りに、故・内田栄一氏(シナリオライター)と組んだり、劇団健康の旗揚げに参加。
 同時期にパンクバンド「ばちかぶり」を結成し音楽活動も開始。インディーズレーベルでレコードリリース、ライブ活動を行う。
 映画初出演もこの時期、内藤誠監督作品「俗物図鑑」。が、当時は“俳優”の道に進む意思はなかった。塚本晋也監督の自主映画「普通サイズの怪人」「電柱小僧の冒険」「鉄男」に出演。「鉄男」が一般公開されたのと、放送作家の高平哲郎氏の推薦でTV「今夜は最高」のレギュラー入りしたことで本格的に俳優を生業することを決意。現在、映画を中心に活動。また、みうらじゅん氏とユニット「ブロンソンズ」を、大杉漣氏と「Har'G KAITELS」を結成。田口トモロヲ個人としても、キネマ旬報に「可愛い少女たちとの恋愛、それと映画それ以外は消え失せてもいい、醜いんだから」を2000年3月まで3年間連載した。
 最近はナレーションにも挑戦。2000年4月よりNHK総合テレビ「プロジェクトX〜挑戦者たち」(火21:15〜22:00)のナレーションをレギュラーで担当している。
 また今年は初監督作「アイアン&ディティ」を撮影し今年年末公開予定。「セプテンバー11」では戦場の傷でヘビと化した復員兵を熱演している。
○96年度日本プロフェッショナル大賞功労賞受賞
○97年度毎日映画コンクール男優助演賞受賞
主な出演作:「鉄男」塚本晋也監督(89)/「君といつまでも」廣木隆一監督(95)/「あした」大林宣彦監督(95)/「弾丸ランナー」SABU監督(96)/「うなぎ」今村昌平監督(97)/「日本黒社会」三池崇史監督(99)/「御法度」大島渚監督(99)/「刑務所の中」崔洋一監督(02)

※トークのお相手は毎年おなじみの俳優小林三四郎さんです。


「田口トモロヲトーク+セプテンバー11」整理券発行について

 上記については混雑が予想されますので整理券を発行します。鑑賞券と整理券の両方がないとご入場できませんので御注意下さい。(招待券は使えません)

  1. 電話優先予約(1通話につき2名様まで)

    9月6日(土)19:00〜22:00
    9月7日(日)10:00〜17:00
    9月8日(月)、9月9日(火)19:30〜22:00
    市民映画館をつくる会 0258-33-1231まで

    *予約された方には映画祭会場受付にて整理券をお渡しいたします。9月15日(月)13時には整理券の発行を終了いたします。整理券がないと予約された方でもご入場できない場合もございますのでご注意下さい。

  2. 整理券会場受付  

    電話優先予約出来なかった方には、映画祭期間中受付にて整理券を発行いたします。

  3. 定員(440人)になり次第終了させていただきますので早めにお申し込み下さい。

 



 ※11日のみ使えるお得な1日券2000円があります。

土徳〜焼跡地に生かされて  2003年 日本

カラー/120分 英題“DOTOKU”
監督:青原さとし
 人はいつか自分の足元の原点を見すえないと一歩も進めないときが来るのであろうか。広島、原爆、寺の息子、病気の父。これらを手繰りよせるプロセスは苦しくも、幸せな発見がある。気管切開した父が一語一語息子に語る姿は美しい。青原監督の新しい旅立ちを体感する映画である。
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掘るまいか 手掘り中山隧道の記録  2003年 日本

カラー/83分 英題“HORUMAIKA”
監督:橋本信一
 長岡のとなり、豪雪の山村・山古志村。つるはし一つでトンネル掘りに立ち向かった村人たちの16年に及ぶ精神とエネルギーの記録。人が生きるとは、希望の光を見つけようとするアガキの姿である。そのときトンネルが単なる物ではなく、意思を持ち、人に何かを伝えるものになったのだ。この空気感を醸し出すことに、この映画は成功した。


イラン式離婚狂想曲  1998年 イギリス・イラン

カラー/80分/英語・ペルシア語
英題“DIVORCE IRANIAN STYLE”
監督:キム・ロンジノット/ジバ・ミル=ホセイニ
作品提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
山形国際ドキュメンタリー映画祭’99年FIPRESCI賞

 テヘランの家庭裁判所。男には自由意志による離婚が認められ、女にはその権利がないイラン。“妻”が、夫をとなりにおいて裁判官に直接、離婚の正当性をあらゆる手練手管を弄して訴えかける。「黒いベールをまとう口数少ない女性」のイメージがくずれ、人間の自由や、人生が浮かびあがる。


ミニ・ジャパンの子供たち  1990年 インド

カラー/60分/タミール語
英題“CHILDREN OF MINI-JAPAN”
監督:チャラム・ベヌラカル
作品提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会
山形国際ドキュメンタリー映画祭’91年奨励賞、市民賞

 インドの南タミルナド地方の小さな町シバカシは、インド最大のマッチ・花火産業の町であり、ミニ・ジャパン(自営の町)と呼ばれているが、同時に世界最大の児童労働者の町である。マッチ棒をそろえ箱に入れる小さな手が機械のように動く。つぶらな瞳。豊かさとは何か。題名になった日本の私たちの生き方も問うシンプルで力強い作品。


夜明け前の子供たち  1968年 日本 ※小林茂講演あり

モノクロ/116分
英題“CHILDREN BEFORE THE DOWN”
監督:柳澤寿男
 のちに小林茂が助監督についた柳澤監督が、「福祉」を問い続ける映画を自主製作し続けるきっかけとなった記念すべき傑作。舞台は「わたしの季節」と同じびわこ学園。40年前の幼い子どもたちの姿が映っている。重症児にとって療育とはなにか。試行錯誤が続く。
※小林茂監督が現在製作中の「わたしの季節」を予告編のようにまとめたイメージ映像を参考上映します。


橋本信一監督+小林茂監督対談  1968年 日本

橋本信一(はしもとしんいち)
 1961年、愛知県瀬戸市出身。横浜放送映画専門学院(現・日本映画学校)卒業後、数多くのTVドキュメンタリーや記録映画を演出。91年「試練 小田急女子バレーボール部の記録」を監督。97年TV「ドキュメンタリー人間劇場 みちのくのサリバン先生」でATP賞奨励賞受賞。

小林茂(こばやししげる)
 1954年、新潟県生まれ。柳澤寿男監督の助監督を経て、「阿賀に生きる」(佐藤真監督)の撮影により日本撮影協会第1回JCA賞を受賞。監督・撮影作品に「こどものそら」「ちょっと青空」。現在「わたしの季節」制作中。長岡市在住。




 長岡アジア映画祭ではお馴染みの両氏によるライブ演奏が今回は開会式の2時間枠に拡大! それぞれのパフォーマンスはもちろん、両氏のコラボレーションも披露してくれるようなのでどうぞお楽しみに!! 他にも予告編上映や、インディーズムービーコンペティションの入賞者によるプロモーション映像など盛り沢山!!!

ロマンダムール(神保幸弘)
 神保氏が作詞・作曲・演奏をこなす音楽ユニット。97年に結成。第3回から映画祭に参加。ここ数年は兄妹デュエットで、その美声を響かせている。

木村倫朗 シタール奏者
 98年インド放浪中Debashish Sanyal氏に師事、シタールを学ぶ。01年帰国。長岡に移住し演奏活動を行う。02年からはカルカッタのPt. Manilal Nag氏に師事している。