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第26回長岡インディーズムービーコンペティション審査委員長総評

   

審査委員長 井上朗子

長岡インディームービーコンペティションでは、4人の審査員が応募作品全部を鑑賞した上で、上映作品を選出している。プロの映画監督や批評家が審査員に名を連ねるコンペとは違う。映画祭運営、映画の市民団体に関わっているとはいえ、審査員は皆、普通に生活する普通の人だ。仕事や市民活動、家事、育児の合間に応募作品を鑑賞する。
映画に対する考え方、好みもそれぞれなので選考作品もバラエティに富む。一般人感覚で設定があり得ないと落とした作品もある。もちろん映画界に一石を投じる才能を見出したいという欲もある。
入選作品数が、他コンペに比べ膨大だが、すべて審査員のうち誰かが強い思いを持って推した作品である。上映には至らなかったとはいえ、132本の応募作から浮き上がってくるというのは並大抵のことではない。
何年も前の選に漏れた作品でも、細部をふと思い出すことがある。しがらみもなく、ただダイレクトに作品とだけ向き合っている。
応募者の皆さま、作品に関わった皆さま、是非会場にお越しいただき、お声がけいただければ幸いです。

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